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2025.02.26
【シニアシリーズ】目のケアに役立つルテインの効果とルテインたっぷりの手作り献立案

シニアになると、白内障や緑内障など目が見えにくくなる、目ヤニがおおくなるといった状態が気になる方も少なくないと思います。
POCHIの「ザ・ドッグフード エイジングケアシニアシリーズ」は、11種類の健康維持サポート成分を配合していますが、その中の一つに目のケアに役立つルテインがあります。
本記事では、ルテインが目のケアにおすすめの理由とあわせて、より目の健康を維持が期待できる食材を紹介します。
ルテインが目のケアに役立つ理由
ルテインは、シニア犬の食事に使用されることが多くありますが、目のケアに役立つ主な理由は、抗酸化作用や炎症抑制、白内障や黄斑変性の予防です。
目へのダメージを減らし、疾患の予防にもつながると期待されています。
+抗酸化作用
ルテインは、強い抗酸化作用があることで知られており、目に有害な活性酸素を中和する役割があります。
シニア犬は、加齢に伴い酸化ストレスが増加し、目の細胞がダメージを受けやすくなります。ルテインの積極的な摂取と共に、直射日光などからもシニア犬の目の健康を守っていきましょう。
+炎症抑制
ルテインには抗炎症作用もあり、目の内部で起こる慢性的な炎症を軽減し、視覚の劣化の抑制に役立ちます。
目の炎症は、かゆみや赤みといった不快な症状を引き起こすことがあります。
ルテインを摂ることで不快感が軽減され、目の乾燥感や疲労感が強いときにも、ルテインの炎症抑制効果が役立つとされています。
+白内障の予防

ルテインは、シニア犬で発症する確率が高い疾患の一つでもある白内障の予防に役立つとされています。
白内障は、水晶体が酸化ストレスや老化により濁ることで発生します。
ルテインは水晶体の透明度を保つ作用があり、白内障の進行を遅らせる可能性があると考えられています。
また、ルテインには紫外線やブルーライトから水晶体を保護する役割もあるとされ、視力の低下を防ぎ、生活の質を向上させることが期待されます。
+黄斑変性の予防
ルテインは、目の網膜にある黄斑の健康を保つ効果が黄斑変性の予防にも期待されています。
黄斑とは、網膜の中心部分にあり、視覚において極めて重要な役割を果たしています。
ルテインは、黄斑に多く蓄積され、酸化ストレスや有害な光から網膜を保護するため、黄斑変性の進行の抑制や、視覚機能の維持に有益とされています。
目のケアに役立つ+αの食材
+ほうれん草

ほうれん草は、ルテインが含まれる代表的な野菜です。
茹でてから油で炒めるとルテインの吸収率が高まるとされ、茹でることで尿路結石のリスクがあるとされるシュウ酸を減らせます。
使用する油は、オリーブオイルや魚油など質の高い油脂がおすすめです。
ほうれん草を与える際は、一度に与える量を少量にし、小型犬の場合で、葉っぱ1~2枚程度が適量でしょう。
食べ過ぎは下痢や消化不良を引き起こすことも考えられるため、細かく刻むか、フードプロセッサーでペースト状にすると、消化吸収がスムーズになります。
+ブロッコリー

ブロッコリーもルテインが含まれる代表的な野菜の一つです。
与える際は、ブロッコリーの房部分を取り分けて、沸騰したお湯で2~3分ほど茹でましょう。
茹ですぎると栄養が流出するため、加熱時間は柔らかくなる程度の短めに細かく刻むか、フードプロセッサーでペースト状にするのもおすすめです。
また、流れ出た栄養素も摂取するためには、茹で汁でスープを作るのもよいでしょう。
与える量は、小型犬で1~2房程度にしてください。
ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に含まれる辛み成分のイソチオシアネートは、大量に摂取すると胃腸に負担がかかる可能性も懸念されます。
+サーモン
サーモンにもルテインが多く含まれ、目の網膜を保護、抗炎症作用に役立つと期待されます。
サーモンには、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も含まれるため、脂質を逃がさないように蒸したり、フライパンで軽く焼いたりするとよいでしょう。
犬に与える際は、小型犬で10~20g程度にし、誤って飲み込まないよう、骨を完全に取り除いてください。また、与えすぎは、消化不良や肥満の原因になるため、注意しましょう。
目のケアに役立つ+αの食材を使った献立案3選
ここからは、ルテインが含まれ目のケアに役立つとされる、ほうれん草やブロッコリー、サーモンを活用した献立案を紹介します。
簡単に作れる内容になっているため、ぜひ参考にしてください。
※ここでの1回分は、5kgの犬を想定しています。普段の食事とあわせて与える場合は、量を減らし、犬の体調をよく観察しましょう。
★サーモンと緑黄色野菜を使ったヘルシースープ
サーモンと緑黄色野菜を使ったヘルシースープは、摂取する水分量を多めにでき、シニア犬の水分補給にも役立ちます。
冷凍保存も可能なため、作り置きしておくと便利です。

【材料(1回分)】
✓ サーモン(骨を取り除き、加熱したもの):30g
✓ ほうれん草(茹でて刻んだもの):2枚程度
✓ ブロッコリー(茹でたもの):1房
✓ 水:200ml
【作り方】
1. サーモンを焼くか蒸し、骨をしっかり取り除いてほぐす
2. ほうれん草とブロッコリーを茹でて、細かく刻む
3. 鍋に水を入れ、サーモン、ほうれん草、ブロッコリーを加えて2~3分煮る
4. 冷まして与える
★サーモンと野菜を使ったリゾット風ごはん
サーモンと野菜を使ったリゾット風ごはんは、ごはんを柔らかめに調理すると、消化しやすくなります。
リゾット風にすることで、水分補給にも役立ちます。

【材料(1回分)】
✓ サーモン(骨を取って加熱したもの):30g
✓ ほうれん草(茹でて刻んだもの):2枚
✓ ブロッコリー(茹でて刻んだもの):1房
✓ 白ごはんまたは玄米(柔らかく炊いたもの):適量
✓ 鶏ガラスープ(犬用、無塩):50ml
【作り方】
1. サーモンを焼くか蒸して、骨を取る
2. ほうれん草とブロッコリーを茹でて刻む
3. 鍋に鶏ガラスープを入れ、ごはん、野菜、サーモンを加えて弱火で煮る
4. 冷まして与える
★目のケアに特化した野菜を入れたパティ
目のケアに特化した野菜を入れたパティは、小さめなパティにすることで、シニア犬でも食べやすい食事になります。
冷凍保存も可能なため、まとめて作りストックしておくとよいでしょう。

【材料(1回分)】
✓ サーモン(加熱してほぐしたもの):15g
✓ ほうれん草(茹でて刻んだもの):1枚
✓ ブロッコリー(茹でて刻んだもの):1房
✓ かぼちゃ(茹でてマッシュしたもの):10g
✓ 全粒粉または米粉:小さじ2
【作り方】
1. サーモンを加熱してほぐし、ほうれん草、ブロッコリーを茹でて刻む
2. ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜる
3. 混ぜた生地を小さなパティ状に成形する
4. フライパンで焦げない程度に軽く焼く(油は使わない)
5. 冷まして与える
まとめ
ルテインは、シニア犬の目の健康を維持するために非常に重要な成分です。
さらに、ほうれん草やブロッコリー、サーモンなどの食材を活用することで、目のケアを強化できます。
POCHIの「ザ・ドッグフード エイジングケアシニアシリーズ」と手作りトッピングを組み合わせて、犬の健康をサポートしましょう。