• コラム
  • スタッフコラム

2025.07.10

14歳になりました!〜柴犬あるある・お誕生日のお祝い編~

14歳になりました!〜柴犬あるある・お誕生日のお祝い編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、14歳のお誕生日を迎えた柴犬さんの子犬時代~現在に至るまでのお顔の変化と、お誕生日当日の柴犬さんの様子をお届けします。

出会った時は小さなモグラ

先月、我が家の柴犬さんが14歳のお誕生日を迎えました。柴犬の14歳といえば、人間に換算すると70代前半です。隣で寝ているうちの子を眺めながら、「すっかり柴犬になったなぁ」という感慨にふけっていました。

うちの子にはじめてあったのは、生まれたての頃。まだ目が開く前だったので、まるで子ネズミのようでした。それから数週間、再び会いに行った時には、少し大きくなってモグラちゃんに。我が家に迎えるまでの間に何度か面会に行ったのですが、その度に少しずつ犬に進化していく課程を見ているようで楽しかったです。

はじめましての時は、手のひらに収まるほどの小さな命でした。

はじめましての時は、手のひらに収まるほどの小さな命でした。

いつになったら柴犬に?!

狐の赤ちゃん時代の寝顔。

狐の赤ちゃん時代の寝顔。

幼い頃の柴犬のイメージといえばコロコロとしたパピーですが、我が家の柴犬さんはシュッとしてキリッとした子犬でした。あまりにもシュッとしすぎていて、「柴っぽいですね」「これはなんという犬種ですか?」と尋ねられることもしばしば(柴だけに)。ある時は、小さな子どもに「この子はキツネの赤ちゃん?」と聞かれたこともありました。まさかの、犬でさえない疑惑!
赤柴といえば、マズル周りに黒い毛が生える泥棒ヒゲも大きなチャームポイント。すべての子犬が泥棒さん顔になるわけではありませんが、うちの子にも立派な泥棒時代がありました。そして子犬時代のひとつの魅力・困り顔もしっかり備わっていました。ちょっと困った泥棒さん時代、可愛かったなぁ。

その後も、シェパードの子犬疑惑顔になったり、眉毛が真ん中で繋がったり、大人になったら消えると言われた眉毛や泥棒ヒゲが何年たっても残ったままだったり、「君は、いつになったら私の知っている柴犬になるの?」と思って過ごしておりました。
まるで育成ゲームのように次々と姿を変えていく日々。一粒で二度も三度も四度もおいしい成長過程を見せてくれる我が家の柴犬、素晴らしい!

キリッとした泥棒さん時代(繋がりV字眉)と、困り顔の泥棒さん時代。

キリッとした泥棒さん時代(繋がりV字眉)と、困り顔の泥棒さん時代。

お誕生日をお祝いしたよ

ふと気がつくと、まごうことなき立派な柴犬に成長したうちの子。いつの間にかマズル周りの黒い毛がなくなり、トレードマークだった眉毛も消えて、被毛には白い毛が目立ちはじめました。真っ黒だったおヒゲもまつげもすっかり白くなり、表情はふんわりと優しくなりました。若い頃の、元気いっぱいのキリッと顔も可愛かったけれど、今のぽわんとした顔もやっぱりとてもかわいいものです。

キリッと若犬時代。今みると精悍な顔付き。さすが武士!

キリッと若犬時代。今みると精悍な顔付き。さすが武士!

今年のお誕生日は、大好物のササミのピザ風とさつまいものケーキでお祝い。若い頃のように、ステーキや特別なごちそうはお腹がついていかなくなりました。お誕生日にお出かけではなく、お家時間を選ぶようになったのもここ数年の話です。
変わらないのは、お誕生日のプレゼント。子犬の頃からお気に入りのヌイグルミを、毎年誕生日に新調しています。子犬の頃は、ガブガブして壊してしまうので毎年買い替えていましたが、最近は前年のヌイグルミも壊れずに原型を保っています。それでも、喜ぶ顔を見たくてつい新しく買ってしまう飼い主。同じヌイグルミがどんどん溜まって、わんわん大富豪みたいになっています。

ぽやっとかわいい14歳。今が一番、赤ちゃんみたいな顔になっています。

ぽやっとかわいい14歳。今が一番、赤ちゃんみたいな顔になっています。

来年の誕生日もまたお祝いしようね

歳を重ねるごとに、誕生日は「おめでとう」から、「ありがとう」を伝える日に変わってきた気がします。今年もお祝いをさせてくれてありがとう。来年もまた、同じヌイグルミを買わせてね。これからも、たくさんたくさんお祝いしようね。14歳、おめでとう。