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2025.06.05
年齢に合わせてアップデート?〜柴犬あるある・お散歩犬生レベルアップ編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、シニア期に入ってお散歩がちょっとまったりに変化したものの、まだまだ元気なアクティブシニアな柴犬さんの様子をお届けします。
散歩の目的もアップデート?
我が家の柴犬さん、若い頃のお散歩は「とにかくエネルギッシュ」という言葉がピッタリだったなぁと思います。お友達わんこに出会うとダッシュで駆け寄り、帰ろうと声をかけてもひたすら歩き、バッタを見つけるとなぜか一緒にピョンと跳ねる。お散歩で出会うものにも興味津々です。気になるものは、すぐにくわえてしまうので、常にヒヤヒヤしていたことを思い出します。うちの子と散歩をするようになって、「まさか、道路にあんなにたくさんポイ捨てタバコがあるなんて」と驚きました。飼い主の社会問題意識まで高めるとは、柴犬の力恐るべし。

今から10年前、松ぼっくりコレクター時代のドヤ顔。
なかでも、お散歩中のトレジャーハンターぶりは群を抜いていました。子犬時代はボール収集家、若者時代は松ぼっくりコレクター。どちらも、見つけたが最後、ゲットするまではその場から離れません。そして無事にゲットすると、遊ぼうといって飼い主の足元へ。飼い主が蹴ったボールや松ぼっくりを、嬉しそうにダッシュで追いかけるまでがセットです。
また、草むらや物陰からも、見つけて欲しくない宝物を発見して、ドヤ顔で収集。泥だらけになった靴底やゴミの入ったコンビニ袋、自慢されても困るんだけどな……。
お散歩もまったり楽しむお年頃
ミドルエイジをすぎて、シニア世代に入ったうちの子。最近では、お散歩の様子もずいぶんと落ち着いてきたと感じます。あんなに収集していた数々の落とし物たちも、ニオイをチェックして終わり。拾ってくることもなくなりました。正直、きれいとは言えない宝物。それらをくわえなくなったのは安心ですが、なぜかちょっと寂しく感じたりもします。
最近は、バッタと一緒に跳ねる姿も見なくなりました。「ここにバッタいるよ」と教えてあげても、キョロキョロして見つけられない様子。人間もそうですが、年齢を重ねると、近くの小さなものって見えなくなりますよねぇ……。

最近は、ドッグランでものんびり散歩になりました。「飼い主、ちゃんとついてきてる?」と何度も振り返る様子がかわいい。
松ぼっくりも、集めすぎたのでしょうか。すっかり興味がなくなってしまったようです。先日、「久しぶりだし喜ぶかな」と思い、うちの子に向かって松ぼっくりを蹴ってみました。
……逃げました。
とても迷惑そうです。あぁ、年をとるって、やっぱり切ない。
柴の進化はとまらない!
とはいえ、ありがたいことに我が家の柴犬さんは、まだまだ元気なアクティブシニア。お散歩中は、時折ダッシュしたり(すぐに疲れちゃうけど)、風で飛んできたお菓子の袋をキャッチしようとしたり(失敗率高いけど)、カラスに向かってワンワンと喧嘩を売ってみたり(絶対に負けるのでやめなさい)。
大好きなフリスビーの遊び方も、年齢とともに変化してきました。ジャンピングキャッチはできないけれど、地面に落ちて転がったフリスビーをくわえて嬉しそうに戻ってきます。
くわえる力が弱くなったのか、フリスビーを振り回すと、口から離れて飛んでいってしまいます。それをまた、嬉しそうに追いかけるうちの子。まさかの、セルフフリスビー!
我が家の柴犬さん、お散歩も遊び方も、シニアになって進化しているようです。もちろん、お散歩中の不動柴、休憩タイムも欠かしません。むしろ、たっぷり休むようになった気もします。たっぷり休んで、しっかり遊ぶ。これが元気の秘訣なのかも⁈
これからもお散歩楽しもうね
若い頃もシニアの今も、楽しみ方は変わっても、お散歩が好きな気持ちは変わらないようです。これから先も、きっと散歩の形は進化し続けると思うけれど、1日でも長くこの楽しい時間を過ごしたいなと思う飼い主なのです。