- コラム
2026.08.20
【#犬とチャレンジ】ドッグSUPに挑戦! 水上散歩をうちの子と満喫
文・取材=臼井京音
散歩やドッグランも楽しいけれど、ときにはうちの子との新たな遊びやアクティビティへの挑戦もしてみたいもの。「うちの子にこんなことができるかな?」そんなワクワクと少しのドキドキを抱えながら、新しい体験に挑戦してみませんか?このシリーズでは、自然の中で楽しめるアウトドア体験や、ユニークなアクティビティなど、人も犬も夢中になれる体験の魅力をリポートします。(POCHI編集チーム)
今回のお役立ち情報DOG SUP
うちの子と、初めてでも安心して参加できるDOG SUPのツアーの様子をレポート。うちの子と一緒に自然と親しめるマレリンレジャーのひとつである、DOG SUPの魅力も紹介します。
DOG SUPとは?
近ごろ、DOG SUP(SUP DOG、ドッグサップ)人口が増えていると言います。
SUPとは、スタンド・アップ・パドルの略。安定感のある大きな専用ボードの上に乗り、パドルを漕ぎながら海面や湖面などを進む、ハワイ発祥のマリンスポーツです。
同じ“水面に立つ”アクティビティのサーフィンよりは高い身体能力や高度な技術を必要としないので、幅広い年代で人気が広がっています。
水上でゆったりしたひとときを過ごせるのも、SUPの魅力
今回取材班は、神奈川県内の海でDOG SUPのツアーを主催している“Yokohama SUP Dogs”のツアーに同行しました。
2026年7月半ばに開催された“SUP DOGツアー”の集合場所は、神奈川県横須賀市の走水水源地駐車場。ここは水源地にもなっていて、きれいな水が目の前の海にも流れ込んでいます。走水海岸ビーチは遠浅で、沖合には防波堤があるため波も穏やか。初心者でも安心してSUPを楽しめる絶好のロケーションです。
三浦半島にある走水海岸は海水の透明度も高く、犬の立ち入りもOK
さまざまな犬種が海上散歩へ!
今回のツアー参加者は、ある会社の「犬部」の方々。Yokohama SUP Dogsツアーへのファミリー参加は毎年の恒例行事で、この日は全メンバーがそろったそうです。
SUPが初めての中学生などに、まずは陸上でインストラクターのレクチャーから。
「うちには2頭の犬がいるから、どっちの子と乗ろうかな。一緒にSUPができることにワクワクしています」と、中学生の少年は意気込みを語ってくれました。
母と息子がそれぞれのボードに犬を乗せて、インストラクターの手ほどきを受けながら出発。人も犬もライフジャケットの装着は必須です
3頭ずつ2つのグループに分かれ、まずは、中学生のママは柴犬のルークくん(5歳)と、中学生は柴犬ミックスのコロ助くん(4歳)と一緒に出艇!
続いて、DOG SUP歴3年というジャック・ラッセル・テリアの太郎くん(12歳)とパパさんが、慣れた様子で海へ入っていきます。
太郎くんは、最初から伏せてリラックスしている様子
SUPはボード上で立たなくても、パドリングをしながら進んでいけます。
少し沖まで行ったら、景色を眺めながらのひと休みタイムも。愛する犬と一緒に海上でゆったりするひとときは、かけがえのない思い出になることでしょう。
インストラクターも一緒に、水上でチルタイム
ビーチへの帰路は、中学生のお兄ちゃんも慣れた手さばきでパドルを扱いながら、ボードの上に立ってスイスイと海上散歩を満喫していました。
インストラクターの手厚い指導もありコツを飲み込んでスピードアップしながら、コロ助くんと水上散歩
「犬と一緒だから最高!」
SUPから降りても、太郎くんとコロ助くんは、プカプカとゴムボートに乗ってプチクルーズを楽しみ、近くの人たちから「かわいい~」と歓声を浴びていました。
アヒルの背に揺られ、水上散歩はまだ続く!?
そんななか、2グループ目のメンバー、DOG SUPが4回目のビション・フリーゼの百花ちゃん(8歳)とビーグルのレンくん(10歳)が颯爽と出発。
インスタグラムでDOG SUPを知ったレンくんママが百花ちゃんママとともに、会社の犬部にこのツアー企画を提案したそうです。
レンくんママと百花ちゃんママは、海上で会話を楽しむゆとりも。レンくん、余裕の表情で潮風を心地よく浴びているかのよう
マルチーズとチワワのミックスのラグちゃん(4歳)のパパさんとママさんがこのツアーに参加するのは3年目とのこと。
最初はパパさんのボードに、2クール目はママさんのボードにラグちゃんが載り、ぐんぐんと漕ぎ出して行きました。
ご夫妻でラグちゃんと、非日常の自然の中でリフレッシュ
10時すぎから12時近くまで、それぞれ2クールほどの犬との水上散策を楽しんだ飼い主さんたちからは、次のような声が聞かれました。
「表情を見ると犬が気持ちよさそうで、私までうれしくなりました。ひとりでSUPをした時間もありましたが、犬が一緒にいた時のほうが楽しさ倍増でした(笑)」(ラグちゃんママ)
「犬と一緒だと違う景色が見られますね」(太郎くんパパ)
「うちの子と一緒に波を感じられて、心地良かったです」(ルークくんママ)
「海の上で犬の表情を見られるのがいいんですよね~」(コロ助くんパパ)
「海にまた入りたいよ~」と言わんばかりの犬たち
みなさんに共通していたのは「気持ちが良かった~!」「楽しかった~!」という声。
犬たちも、とても満足げな表情をしていました。
海のにおい、潮風、眺め……、表情を見れば犬たちもSUPを楽しんでいることがわかります
SUP Dogsツアーの魅力と創始者の想い
犬たちに心から楽しんでもらいたいという気持ちで犬専門のSUPスクールを創業した、Yokohama SUP Dogsの草刈亜以子さんは次のように語ります。
「犬がSUPに慣れるには、ステップごとに犬の表情を観察し、犬の反応にあわせたサポートをしなければなりません。怖がっているようであれば飼い主さんもボードに座り、犬とアイコンタクトをとって気持ちを落ち着かせるといった配慮が必要なのです。
私たちは、一連の流れの中で犬が不安を感じやすいポイント、飼い主がサポートすべきタイミングや手法などのレクチャーを、ツアー中に実践を交えながら行っています。こうして、SUPの正しい知識と技術をみなさんが身につけられ、人と犬の双方がSUPを安全に楽しむ姿が広く見られるようになることを願っています」
親子で、犬たちもリラックスできるペースでボードを漕げるツアー
広い空と海と、そしてうちの子とも一体感を味わいながら自然を満喫できることが、DOG SUPの最大の魅力だと言えるでしょう。
ほかにも、海だけでなく湖などでもDOG SUPツアーを主催している団体が全国各地にあります。
初めて挑戦する場合は必ずプロのレクチャーを受けながら、主催者が厳選した安全なロケーションと安定感のあるハイクオリティなボードでDOG SUPを楽しんでくださいね。
幅広い年代の人々に愛されるマリンアクティビティで、うちの子と共有できるすばらしい思い出が増やせますように!
まさに、大自然の中で飼い主さんと犬が一体になっているかのよう
取材協力:Yokohama SUP Dogs
*1 初心者から中級・上級者まで、最適なロケーションを選びながらのSUP DOGツアーに参加できます。 https://www.yokohamasupdogs.com/
■ 文・取材:臼井京音
ドッグライター・ジャーナリストとして、20年以上にわたり世界の犬事情を取材。現在は犬専門誌『Wan』をはじめ週刊誌、Web媒体、会報誌等で情報発信を行う。以前は『愛犬の友』誌、毎日新聞の連載コラム(2009年終了)などでも執筆。著書に『うみいぬ』『室内犬の気持ちがわかる本-上手な育て方としつけ方をアドバイス!』がある。
現在は元野犬の中型犬と暮らす。歴代愛犬のノーリッチ・テリア2頭と同様にボールを追いかけることが喜びで、趣味はテニスとバレーボールと写真撮影。パリやNYで撮影し自宅暗室で焼いたモノクロ写真は、ドッグリゾートWoof、ペットショップP2などのインテリアにも使用されている。


