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2019.08.28

犬の手作り食で不足しがちな栄養No.1!亜鉛を十分摂取できるレシピを作りました

犬の手作り食で不足しがちな栄養No.1!亜鉛を十分摂取できるレシピを作りました

*1 こちらの記事は以前ご紹介したレシピを再編集したアーカイブ記事となります。

犬たちの手作り食に挑戦されている方が増え、さまざまなレシピを見て実践しているという方も多いですよね。
でも、実際に挑戦してみて感じるのは「犬たちの好物」や「摂取して欲しい栄養素」を取り入れながら、他の栄養バランスやカロリーを調整する難しさ。
だから、手作り食を試すときには一食で栄養バランスをカンペキにするのではなく、少し長いスパンで栄養や食材に偏りが出ないようにする、という考え方を選ぶ方も多いそうです。

それだけ難しい"栄養バランスをとる"ということなのですが、今回はあえて手作りでそんな「栄養バランス」に挑戦してみることに。手作り食では補うことが難しいといわれている必須ミネラル《亜鉛》を、AAFCO基準に満たすよう色々な材料から取り入れて作ってみました。
使用したメイン食材は、比較的亜鉛が多い《牡蠣》《レバー》《馬肉》をセレクト。
それでは、チャレンジ、スタート!

DOG's TALK

亜鉛は体内で働く酵素の働きを助け、DNA・たんぱく質の合成に関わる栄養素です。亜鉛が不足することで、新陳代謝が上手くいかずに皮膚トラブルを引き起こしたり、免疫系が低下してしまうことも。
人間よりも犬たちの方が要求量が多い栄養素でもあるため、どれくらいの量をどんな食材で補えば良いのかなど、調べるまで私はすぐにはピンと来ませんでした。そこで、実際に手作り食のレシピとしてみてみると……衝撃的な結果が!

亜鉛たっぷり!材料のご紹介

材料牡蠣とレバーの彩りごはん


馬肉:100g
牡蠣:20g
レバー:50g
干しエビ:10g
キクラゲ:1g
白ごはん:200g
すりゴマ:5g
たまご:50g
ニンジン:30g
マイタケ:10g
ピーマン:10g
パセリ:10g
モロヘイヤ:10g

亜鉛が十分とれる犬の手作り食の作り方

 

1.野菜など材料は小さく食べやすい大きさに切る。
 (※ニンジンはとくに小さく)

2.卵は炒り卵に。

3.干しエビとキクラゲは水で戻して食べやすい大きさにカット。

4.すべてを混ぜ合わせて、レンジで3分程加熱する。
  (※シリコンスチーマーを使用すると便利)

5.炊いたご飯と4.を混ぜ合わせ、すりゴマをまぶして完成です。

まとめやっぱり犬の栄養基準を手作り食で満たすのは難しい!

今回のレシピ『牡蠣とレバーの彩りごはん』の栄養バランスは、100gあたりタンパク質34.05%、脂質9.24%、繊維質2.9%、灰分4.38%という結果に。ドッグフードと比べると繊維質が少ないですね。
更に今回は「亜鉛」を強化したいと挑みましたが、亜鉛のAAFCO基準充足率は58%でした。これだけの食材の種類、そして量をつぎ込んでもまだ60%に満たないという結果になってしまいました。無理に亜鉛を満たそうとすると、牡蠣を5倍使用せねばならず、とんでもないメニューになってしまいそうですね。1食分でなるべくドライフードの設計(AAFCO基準)にあわせるのは、やはり困難。 長いスパンで栄養バランスを摂るような考え方でチャレンジする方がいいかもしれません。


栄養バランスがとれているドライフードを食べさせていても、《亜鉛》の吸収量にはそれぞれ個体差が出るので不足している場合もあります。
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DOG's TALK

犬たちの亜鉛の必要量を補うためには、かなりの量の食材を使用し、栄養バランスを整えるためには食材の種類も多く必要だということですね。これを毎日続けるのはやはりお財布的にも難しいかな、と思いますが、特別な日のゴハンとして、挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考今回のレシピの栄養バランス表