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2021.04.05

ドイツの街角から ~ドイツの春を告げるお祭り、イースター~

ドイツの街角から ~ドイツの春を告げるお祭り、イースター~

*1 この記事を書いた人:pochinski スペインのマジョルカ島で保護され、家族になった犬と現在ドイツで暮らす旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。

ドイツではウサギや羊、卵が店のショーウインドーや商品棚に並び始めると、「春はもうすぐそこまで来ている」という明るい気分に人々をしてくれます。「ウサギや羊、卵」は、イースターに欠かせないデコレーションやお菓子のモチーフです。

イースターは、十字架上で亡くなったキリストが3日後によみがえった日であり、キリストの復活を祝う日です。日本ではまだあまりなじみがないものの、ドイツではクリスマスと並んで、あるいはそれ以上に重要なキリスト教の祝日とされています。今年のイースターは4月4日ですが、クリスマスのように日にちが定まっていません。その年の暦によって3、4月中のいずれかの日曜日に当たり、その前後の週は学校なども休暇となります。

 

左:わが家のイースターのデコレーション。イースターエッグは梅や桜などの枝に飾ります。卵やウサギなど、チョコレートもさまざま市販されているため、ついつい買い過ぎてしまいます。 右:ゆで卵を食材用の専用着色料で染めてみました。

ドイツのイースターは本来、日ごろ離れ離れに暮らしている家族が一同に集まったり、休暇を利用して旅行に出かけたりする機会でもあります。ただし、昨年に続き今年も世界的な感染症の影響で、通常のイースター休暇のような集まりや旅行を控える人は少なくないようです。残念ながら、今年は私たち夫婦も、まだワクチン接種を受けていない夫の祖父母や両親を訪ねないことにしました。

 

 

姪っ子たちへのプレゼント。ウサギや羊のケーキ用焼き型やお菓子です。今年のイースターは家族同士で集まらないため、小包にして送りました。


とはいえ、イースターがやって来るまでの数週間は、キリスト教徒ではない私もワクワクした気分を味わっています。例えば、家の中の飾りつけは気分を盛り上げるものの1つ。生命の誕生を象徴するイースターエッグはその代表格で、イースターにはなくてはならない存在です。

イースターエッグとひと口に言っても、殻に模様をほどこした卵、彩色したゆで卵、チョコレート製の卵などさまざま。わが家にはプレゼントされたり、買い集めたり、自分で作ったりした、手描き模様のイースターエッグがたくさんあり、イースター前から食卓に飾ることが習慣となっています。隣には、デコレーションとおやつを兼ねたチョコレート製のイースターエッグをたくさん添えて。

 

気温が10度以上になる日も増え、ポチンスキーも散歩を楽しんでいます。


ところで、イースターの朝にもワクワクすることが待ち受けています。イースターエッグ探しです。ウサギのイースターバニーが家の中や庭に隠していったゆで卵やチョコレート製のイースターエッグを、子どもたちが探し回るのです。いくつイースターエッグを見つけられるのか、まさに宝探しのような遊びで、こちらもイースターには欠かせない風景となっています。