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2022.01.17

ドッグフードに使用される魚の種類とは?魚ベースのフードご紹介

ドッグフードに使用される魚の種類とは?魚ベースのフードご紹介

ドッグフード選びの際に原材料に注目してフード選びを行う方も多いですが、定番の原材料として使われることが多い「魚」。
でも、魚ベースのドッグフードの原材料をチェックしていくと、名前を見ただけでピンとくる魚もあれば、「この魚、どんな仲間に属してるの?」と分かりにくいものもあります。
そこで、今回は魚ベースのドッグフードでよく使用される原材料をピックアップして特長をご紹介します。
魚ベースのプレミアムドッグフードを探しているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ドッグフードによく使われる魚 サーモンを使ったフード

サーモンはドッグフードの原材料としても人気の高い食材です。一般的にサーモン=鮭。マスの仲間でもある栄養面としてのサーモンの特長は、嗜好性が高くタンパク質、オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいることにあります。
良質なタンパク質を含むことはもちろん、オメガ3脂肪酸は関節や皮膚の健康維持に役立ちます。

また、サーモン特有のピンク色はアスタキサンチンという天然色素由来のもので、アスタキサンチンは強い抗酸化力を持っている成分です。紫外線を浴びたり加齢に伴い体内で増えていく活性酸素によって細胞がダメージを受けていきますので、シニア犬やストレスを感じる環境にいる犬、夏の後の健康管理などを意識するときにはぜひ取り入れたい栄養素となっています。

ドッグフードによく使われる魚 へリングを使ったフード

ドッグフードに時々使用される魚にへリングというものがあります。へリングは、ニシンの英語名です。ニシンと言えば、日本では数の子を生む魚としてご存知の方も多いかもしれません。また、北米で多く水揚げされるメンハーデンというニシンの仲間の魚も、日本ではニシンと訳されることが多いです。

へリングは大西洋沿岸の地域では非常に人気のある魚で、ヨーロッパでは日常的によく食べられていて、さまざまな地域で独自の家庭料理のレシピにもよく登場する魚です。ヨーロッパやアメリカ発祥のドッグフードブランドでもよく使用されていますね。
実はへリングは100gあたりでみると15.1gとサーモンよりも多くの脂肪酸を含んでいて、オメガ3脂肪酸の量も豊富です。

ドッグフードによく使われる魚 フラウンダーを使ったフード

ドッグフードの原材料として使用される魚のひとつに、フラウンダーもあります。フラウンダーは、日本でいうところのカレイです。カレイは煮つけにするとおいしいですよね。
フラウンダーは大西洋に生息しているカレイの仲間ですが、とくにカナダやアメリカではよく食べられているようです。アメリカやカナダのドッグフードブランドで使用されていることが多い気がします。

カレイの栄養面での特長を見てみると、脂質が低いため100gあたりのカロリーは89kcalと比較的低くなっています。犬の健康維持の観点で考えてみると体重管理が必要な犬で、魚ベースのドッグフードを探している時にはオススメの原材料となるかもしれません。

ドッグフードによく使われる魚 マッカレルを使ったフード

ドッグフードの原材料でマッカレルと表記されているものは、サバの仲間です。サバは日本でもなじみ深い魚ですが、世界の海のさまざまな地域で取れる魚です。ヨーロッパでもなじみ深い魚のひとつですが、漁獲量に制限がかかっているそうです。

栄養面で言うとタンパク質が豊富で、犬の必須アミノ酸もバランスよく含まれています。鉄や亜鉛などのミネラル類が含まれていることも嬉しいポイントです。また、サバの仲間は青魚でオメガ3脂肪酸であるEPAやDHAが豊富に含まれていることにも注目が集まっています。

おわりに

本日はドッグフードに使用される代表的な魚についてご紹介しました。ドッグフードに表記されている原材料の名前ではどんな魚なのかイメージが付きにくいものもあるかもしれませんが、日本語名にすれば、おいしさの違いも想像がつきやすいですね。
お魚系のドッグフードと言ってもさまざまな種類の魚が使われていますので、普段オヤツとして与えている魚や、手作り食で気に入っている魚があればそういったものを選んでいくと好みのフード探しのヒントになるはずです。

DOG's TALK

ライター:ペット栄養管理士 岡安

犬ぞりやフリスビーなど、犬とできるアクティビティが好き。大型犬を見るとテンションが上がります。