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2025.05.14
インターペットで最新のサービスや犬事情を知る!
2025年4月に東京ビッグサイトで開催された「インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~」では、今年はとくに様々な特設コーナーがあり、ペット同伴の防災や保護犬、保護猫のこと、遺伝子検査サービスやグルーミングコンテストなど、多種多様な最新トレンドを感じることができました。ショッピング以外のインターペットの楽しみをお伝えします。(POCHI 編集チーム)
今回のお役立ち情報日本最大のペットイベントレポート
「インターペット」をPOCHI記者が訪れ、初出店のブースや新しいサービスなどをくまなく取材。最新の犬事情などを知ることができました。
インターペットを飼い主さんとエンジョイする犬たち写真とともに、POCHI記者の体験レポートをお楽しみください!
防災関連のグッズや体験コーナーが充実
第 14 回「インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~」が 2025年4月3~4月6日、東京ビッグサイトで開催されました。同イベントには、国内外から980社が出展。国内最大級のペットイベントとして知られています。
中型の元保護犬と暮らすPOCHI記者も、ほぼすべてのブースをまわり、日本の犬事情の最新動向、トレンドをチェック。
今回最初に興味をひかれたのは、新設の「防災ゾーン」でした。
同ゾーンでは「家族を守る防災、同行避難体験!」と題した特別企画が実施されていて、倒壊した道路を再現した通路を進む体験ができます。犬と避難するための課題を学べるこのスペースは、多くの来場者が訪れていました。
新設された倒壊道路の体験コーナーは、環境にも配慮した段ボール製
無料配布されていた『2025最新版 ペットと家族の防災手帳』(ペット災害支援協議会)も、うちの子との防災対策に役立つ内容が盛りだくさん。筆者も帰宅してから、さっそくうちの子情報などを記載するとともに、防災バッグに入れておきました。
保護犬や保護動物について知るコーナーも
インターペット初出展の「幸せになった保護犬猫たち パタパタパネル展」や、本コラム過去記事<【#うちの犬とチャレンジ】保護犬の迎え方・暮らし方>でも以前紹介したパネル展示型譲渡会「ADOPRION PARK(アダプションパーク)」などの保護犬関連ブースも、注目を集めていました。
これは、昨今、保護犬を迎える人が増加していることの現われであると感じずにはいられません。
生体のいない新たな犬猫譲渡会ADOPRION PARKのブース。新しい家族との縁を待つ保護犬のパネルには、保護団体と詳細のQRコードがあります
パタパタパネル展を主催する公益社団法人アニマル・ドネーションは、動物保護団体と、何かしたいと願う人や企業を結びつけるオンライン寄付サイトを運営しています。
代表の西平衣里さんは「パネルの表面は、新しい家族のもとで幸せそうな表情を浮かべているものばかり。けれどもパネルをめくると、犬とは判別できないほどボロボロだったり、おびえたような表情をしていたりする、救い出された当初の写真が現われます。保護犬それぞれにストーリーがあること、そしてこのような事実もあることを知っていただければと思っています」と語ります。
パタパタパネル展を案内してくれた、アニマル・ドネーション代表の西平さん
インターペットといえば、お得なショッピング!
筆者も一飼い主として、インターペットに来たらイベント割引価格で犬グッズやフードなどを買うのを毎回楽しみにしています。
昨年は熱中症対策グッズとして、首を冷やせるネックバンドを購入しましたが、今年は軽量のハーネスを探しました。その結果、メッシュ素材のハーネスを入手でき、初夏に海や川に行く予定なのでさっそく活用したいと思っています。
また、カッコいいデザインのマナーベルトもお得な価格でゲットできました。
POCHIブースも、ドライフードやパウチ商品がお得なイベント価格になっていたこともあり、多くの来場客でにぎわっていました。
POCHIブースで楽しそうな笑顔を見せるコーギー
インターペットでは、おめかしした来場犬に会えるのも楽しみのひとつ。洋服を販売するブースなど、そこかしこに撮影コーナーが設けられていますが、その撮影風景を近くから見学するだけでも顔がほころびます。
「は~い、撮るからこっち見て~」という飼い主さんの呼び声に応えながらポージング
また、今まで20年近く続いた小型犬ライフが、昨年からは中型犬ライフに変化した筆者としては、中型犬を載せられる自転車にも惹かれました。パンフレットを持ち帰り、購入するか検討中です。
犬とのお出かけに関するブースは、チョイスが増えているとも感じられ、またグッズ関連もさらに便利に進化を遂げている様子を目の当たりにでき、うちの子とのお出かけを想像してワクワク気分でめぐりました。
我が家の18㎏の中型犬も載せられる自転車
最新技術を活かしたサービスや商品も多数
本コラムでも以前取り上げ、筆者の元野犬も実施した遺伝子検査(【#サイエンス犬学】遺伝子検査でミックス保護犬の犬種構成や健康情報を知りたい! 驚きの体験談 )関連サービスのブースも、日本だけでなく韓国の企業など複数ありました。
これらの遺伝子検査機関では、一般の飼い主さんが直接依頼し、犬種ごとに発症する確率が高い遺伝性疾患の有無を調べることもできます。
犬の健康管理に役立てられるサービスが、一般的にも認知されつつあるのではないでしょうか。
多彩な犬種を見られるのもインターペットの魅力
脱走事故が多い元野犬を迎えた筆者としては、Bluetoothが搭載されていて、迷子になってもアプリで居場所を探せる首輪「Kitto」も気になりました。
ソーラーパネルを搭載しているため充電も不要で、防災グッズとしても役立ちそうです。
いつか欲しいと思ったのは、たった1秒で3Dスキャン撮影ができ、うちの子のフィギュアを作ってもらえる「3DME」。今回はうちの子同伴でなかったので撮影ができませんでしたが、来年、もし機会があれば作ってもらいたいと考えています。
2025年のインターペットは、4日間で7万7,878 名が来場したとのこと。筆者も見て、体験して、学んで、買ってと、来年も楽しみに訪れたいと思います。
グルーマー(トリマー)が一堂に介して技を披露するコンテストや、特設ステージでのイベントなども盛り上がっていました
文・取材 臼井京音


