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2025.12.01
イナバウアーにクロワッサン。本当にそんなポーズで眠れるの?〜 柴犬の寝相あるある編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、クセが強い寝相コレクションの数々をお届けします。
柴犬寝相の定番と言えば……
犬と暮らしていると、ふとした瞬間に癒しをくれるのが、うちの子が安心しきって眠っている姿。
とくにお腹を見せて眠る“ヘソ天”は、無防備さがなんとも愛おしく、飼い主の心をぎゅっと掴んで離しません。
けれども、相手が柴犬となると話は少々変わってきます。
愛おしいはずの寝姿なのに、「リラックスできてる?」「本当にそれで眠れてる?」と、むしろツッコミ待ちしているのかと思う寝相もちらほら。
柴犬の本領発揮といえる「なぜそうなった?」系の寝相たち。無防備な寝姿が可愛いヘソ天も、柴犬となるとクセがつよい!
画像左:"バンザイ寝(挙手寝)"/画像右"イナバウワー寝"
たとえば、両手をピーンと真上にあげて寝る“バンザイ寝”。無防備にもほどがあるこの寝相は、もしかして「バンザイ」じゃなくて、「降参」なのか?
さらに、絶対に寝心地悪そうなのが、首と背中を反らせすぎている“イナバウアー寝”。その体勢はきついよね? 体は痛くないの? なんでそれで眠れるの??
もちろん、可愛い寝相で寝ていることもあります。まずは、柴飼い界隈ではおなじみの、ほっこり系寝相、“柴ワッサン寝(クロワッサン寝)”。
身体をくるんと丸めて眠る姿は、こんがり焼けたクロワッサンそのもの。なんとも美味しそうで、キュンとします。
あんよをぎゅっと集めて眠る、“ミジンコ寝”も可愛すぎ案件です。うちの子、こんなに小さかったっけ?
画像左:"柴ワッサン(クロワッサン)寝"/画像右"ミジンコ寝"
なんでも枕にする、自由すぎる『枕だ寝』
大きな枕だ寝(ベッドです)
我が家の柴犬さんは、なんでも枕にしてしまいます。
散歩の途中で突然足を枕にされ、立ち尽くしたまま待つ羽目になったことは一度や二度ではありません。
・飼い主の足
・スリッパや靴下
・お気に入りのおもちゃ
・買ったばかりのベッド
などなど、そこにあるものは、柴犬にとってはなんでも枕。
新しいベッドを買った時には、なぜか硬い床に寝て、ふわふわのベッドを枕にしていました。
「ちがうちがう、そうじゃない!!」
地球はすべて俺のベッド?『じゃまだ寝』の破壊力
柴犬は「眠い」と思った瞬間、そこがベッドになります。散歩中の、“不動柴”からの“お散歩寝”は、もはや日常茶飯事です。
家の中でも、その自由さは健在。なぜか、かなりの高確率で、飼い主の動線上に寝ています。ひどい時には、トイレのドアの前で爆睡。飼い主の生理現象vs眠る柴犬!
しかも、寝ている柴犬を跨いだり、そっとどかそうとしたりすると、心の底から迷惑そうな顔で見上げてきます。
いや、邪魔なんだけど……なんか、ごめん。
クセ強だけど愛おしい。寝相の数だけ可愛いがある。
とうてい理解できない寝相ばかりなのに、当の本犬は気持ちよさそうにぐっすりスヤスヤ。
その自由さ、クセの強さ、想定外の寝方すべてが、驚くやら可愛いやら。むしろ、普通の寝相で寝ていると、なんだか物足りなくなってしまうほど。
どんな寝相でも、安心して寝てくれているのが、とっても嬉しい飼い主なのです(ただし、邪魔なことも多いですけどね)。


