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2026.07.09
犬の「好き」を増やせるかはあなた次第!導き上手な飼い主になろう~ほめ方上手編~《RETRIEVER + POCHI archive071》
写真=野口祐一
構成・文=RETRIEVER編集部
「RETRIEVER」は、ゴールデン、ラブラドール、フラットコーテッドを中心とした、レトリーバー種の専門誌。
陽気で明るい性格は家族に笑いをもたらし、豊かな表情は言葉が通じなくてもコミュニケーションを可能にしています。
何と言っても、人間に対する愛情がとても深い。そんな犬種との暮らしを紹介する「RETRIEVER」さんの素敵な記事をピックアップしてPOCHIバージョンでご紹介。
犬種が違っても読めばきっと皆さんのドッグライフがより充実したものになるはずです。(POCHI編集チーム)
■ 大切なのは、穏やかな言葉で気持ちを伝えること。
犬にとって「ほめられること」そのものが喜びになれば、特別なオヤツやオモチャがなくても日常の満足感を高めることができます。大切なのは、興奮させるようなほめ方ではなく、指示に応えられた時に穏やかな言葉で気持ちを伝えること。言葉が犬とのコミュニケーションの手段となれば、日々のやり取りがより豊かになり、飼い主との信頼関係や絆もさらに深まっていくでしょう。
「ほめ上手」についてのよくある勘違い
「ほめる=大げさに興奮させること」と思われがちですが、実際には状況に応じてほめ方を使い分けることが大切です。例えば「マテ」の最中に興奮させてしまうと落ち着いて待てなくなるため、静かに言葉でほめる程度が理想的。一方で、「OK」などの解除の合図では思い切りほめても問題ありません。また、頭やカラダをなでることがほめ言葉になるかどうかは、その犬が触れられることを好むかによって異なります。特にトレーニング中はカラダに触れず、言葉で伝えるほうが指示の意味が伝わりやすく、犬も集中しやすくなります。
ほめ上手のPOINT
POINT1実はすごく重要な「笑顔」!
犬は飼い主の表情をよく観察しており、笑顔でほめることで学習効果が高まることがわかっています。できるようになった行動には無意識に反応が薄くなりがちですが、それではほめられていることが伝わりにくいことも。日ごろから言葉だけでなく笑顔も添えてほめることで、犬の意欲を引き出し、よりよい関係づくりにつながります。
POINT2ほめ言葉とは「正解」の合図
犬は人間の言葉の意味そのものを理解しているわけではなく、言葉を一つの合図として覚えています。そのため、ほめ言葉も声の大きさやテンションではなく、「この言葉が出るといいことがある」と関連づけて教えることが大切です。犬がしっかり覚えていれば、ほめ言葉は複数あっても問題ありません。
POINT3タイミングが命!すぐほめる
犬は人間よりも素早く状況を判断して行動するため、正しい行動ができた瞬間にほめることが大切です。そのため、ほめ言葉は短くシンプルなほうが伝わりやすくなります。より正確に「正解」を伝えたい場合は、一定の音で合図を出せるクリッカーを活用するのも効果的です。タイミングよくほめることで、犬は何が正解だったのかを理解しやすくなります。
POINT4もともと好きなものやことをうまく使う
犬は人間の言葉の意味を理解しているわけではないため、望ましい行動ができた時は「ごほうび」を使って伝えることが基本です。ごほうびはオヤツがわかりやすいですが、オモチャや遊び、他の犬や人との交流、におい嗅ぎなど、犬が好きなものであれば何でもかまいません。犬にとって価値のあるものを上手に活用しながら、楽しく学べる環境をつくってあげましょう。
POINT5特に男性は高めの声を意識して
犬は言葉そのものだけでなく、声のトーンからも飼い主の気持ちを読み取っています。そのため、ほめる時はやや高めの明るい声、注意を促す時は落ち着いた低めの声を使うと、言葉の意味が伝わりやすくなります。特に男性は、ほめる際に少し高めの声を意識するとよいでしょう。ただし、急に大きな声や高すぎる声を出すと驚いてしまう犬もいるため、犬の性格や反応に合わせて使い分けることが大切です。
出典:『RETRIEVER』 vol.122/犬の「好き」を増やせるかはあなた次第 導き上手な飼い主になろう!
*1 監修=和田美帆(わだみほ)。獣医師。日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)卒業。2003年に「ファミリー動物病院」(現・千葉どうぶつ総合病院)を開業し、現在副院長、動物行動診療科医長。2011年に「犬と猫の学校 amie」設立、2015年に獣医行動診療科認定医取得。


