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2020.06.22

犬の車酔い予防と対策とは?ドライブ時に飼い主が知っておくべきポイント

犬の車酔い予防と対策とは?ドライブ時に飼い主が知っておくべきポイント

犬と一緒に久しぶりに、ドライブやお出かけ。ワクワクしていたはずなのに、車に乗っているとなんだか様子がおかしい…。車に乗る前まではあんなに元気だったのに、「もしかして、車酔い?」
犬と一緒に楽しい思い出を作るために、できれば避けたい車酔いですが、もしも犬が車に酔ってしまったら、どんな対策をするべきなのでしょうか?そして、車酔いを防ぐために前もって飼い主にできる予防法はあるのでしょうか。

本日は、お出かけシーズンの前に改めて覚えておきたい、犬の車酔いについてご紹介します。

犬が車酔いするとどうなるの?

車に乗っている内に、気分が悪くなったり吐き気が出てくる車酔い。人間であれば「気持ち悪い…」と声に出すことが出来ますが、犬は言葉を話せないので飼い主がそのサインに気が付く必要があります。

犬が車に酔ってしまった時、見られるサインには以下のようなものがあります。


【犬の車酔いのサイン】
・ハァハァと呼吸が荒くなる
・よだれが止まらなくなる
・落ち着きがなくなる
・震えて止まらなくなってしまう
・嘔吐


これらのサインはほかの原因でも起こることがありますが、車に乗るまで元気だったり、長時間車に乗っていた時は車酔いかもしれません。
どんな犬でも、体調や状況によって車で酔ってしまう可能性はあるので、以前は問題なかったという犬であっても、注意はしておきたいところです。

犬の車酔い予防法とは?ドライブの前にできること

犬にドライブやお出かけは楽しかったという印象を残せると、次のときも「おでかけするの?」とウキウキした顔で車に乗り込んでくれます。犬の車酔いを防ぐために、できることにはどんなものがあるのでしょうか?


【犬の車酔いの予防策】
・なるべく振動や衝撃がないようにする
・車内の換気を定期的に行う
・強いニオイのものを乗せない
・食事は出発3時間前には済ませておく
・強い空腹感/満腹感を感じさせない


犬たちは動体視力が優れた動物です。すごいスピードで進んでいく車の中からは、窓の外の風景が目まぐるしく変わります。その風景を見ている内に酔ってしまうこともあります。また、振動が続いたり、急カーブが続くような道でも平衡感覚が乱れてしまい、体調を崩すことも。そのため、犬には外の風景が見えないようにクレートに入れ、外の風景が見えないようにタオルをかけるなどしてみるのも効果的です。底がしっかりとしていないキャリーバッグよりも、しっかりと四方を囲んでくれるクレートの方が安定感という意味ではオススメです。
また、後部座席などに犬がいる場合、直射日光が当たっていないかなどもチェックしておきたいところ。とくに夏は日差しが強く、直射日光によって車内温度が上がり体調を崩してしまうこともあります。
犬と一緒にドライブする時には、意識的に安全運転でなだらかな道を選んでいった方が安心ですよ。

犬が車に酔ってしまったら…休憩がオススメ


色々な工夫をしてみたけれど、やはり犬が車に酔ってしまった…。ということも起こるかもしれません。そんな時は、一度車を降りて、涼しい場所で一休みしていきましょう。水を飲めるようであれば、少し水分補給をして気分転換してもらうことが大切です。
気分転換に食事を与えたり、オヤツを与える人もいるようですが、食べ過ぎると再び車酔いを起こしやすくなりますので注意が必要です。

犬が自由に歩ける場所があるようであれば、少し散歩をさせてみるのもいいですね。
ただ、高速道路のサービスエリアなどでは、車も人も多く行きかうので必ずリードは短く持って、安全を確保できるようにしたいですね。

どうしても長時間のドライブが必要な場合は、事前に動物病院で酔い止めの薬を出してもらうこともできます。

おわりに

どんな犬でも、車酔いしてしまう可能性はあります。
以前は問題なかったのに、久しぶりに車に乗ったら酔ってしまった、というケースや多頭飼いになったら酔うようになってしまった、ということもあるようです。また、外気温や道の舗装整備の状況などによっても影響されることなので「100%大丈夫!」と思わず、できる範囲で対策をしていきたいですね。
犬と一緒に楽しい思い出を作っていきましょう。