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2019.11.26

ドッグフードの革命児?美味しさと環境への配慮を突き詰めた JIMINY's クリケットクッキー

ドッグフードの革命児?美味しさと環境への配慮を突き詰めた JIMINY's クリケットクッキー

ポチでお取り扱いしているドッグフードには、本当にさまざまなメーカーのドッグフードがあります。ポチが選んだ「プレミアムドッグフード」であることはもちろんとして、それぞれのメーカーの哲学やこだわり、そしてキラリと光る個性を持っています。

たくさんあるからこそ、まだまだ伝え切れていないドッグフードの個性と実際に手にとって触れることができる私たちだからこそ伝えられる魅力をご紹介します。今回取り上げるのは、「ちょっと近い未来を手に取れる」が個性のJIMINY'S(ジミニーズ)のクリケットクッキーです。

JIMINY'S(ジミニーズ)のクリケットクッキーってどんなオヤツ?

ジミニーズのクリケットクッキーといえば、2019年の年明けと共に、日本国内でどこよりも早くポチでお取り扱いを始めた今までにない犬用クッキー。主要なタンパク質源として、なんとクリケット(食用コオロギ)を使用していることからちょっとだけ話題になりました。

現在、アメリカやヨーロッパでは、自然保護や環境資源の維持といった観点から、タンパク質源として食用の虫の活用が進められています。
もともと、欧米諸国では虫を食べる、という行為自体がほとんど見られない文化なのですが、そんな欧米でも積極的に取り組んでいるのは、昆虫そのものの高い栄養価、そして環境問題への取り組みとして高く評価されているからなのでしょう。

具体的には、コオロギは高タンパクでDHA・EPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含んでいるほか、抗酸化成分であるβカロテン、ミネラル類が他の肉類と比較して多いことが分かっています。

原材料としてのコオロギについての分析値はこちらからもご確認ください。

ここも知ってほしい。伝え切れなかった魅力とポイント

■コオロギって意外と美味しい!?

ジミニーズのクリケットクッキーを食べた犬たちにおいしさの感想を聞くことはできませんが、世界的には昆虫を食材として適切に活用していくための取り組みとその研究が進められており、とある研究ではコオロギを含む昆虫はエビ・カニなどの仲間にDNA上は近いといわれています。

食用昆虫を取り入れた食事をしている人や食用コオロギを使った料理を食べた人が「エビやカニに味も近い」という意見も多くあるように、実際、食用コオロギにはカニやエビにも含まれているキチン・キトサンという多糖類が含まれています。このキチンやキトサンは機能性成分としても知られていて、コレステロールの体内への吸収をしにくくするという作用が知られています。

ちなみに、ジミニーズクリケットクッキーのように食用コオロギをパウダー状にすれば、ほとんど独特の味は感じられないとのこと。

 

■高栄養で犬たちの食欲も刺激する?

ジミニーズクリケットクッキーに使用されている食用コオロギは人間用の食材としても製造されているものなので、安全性、衛生面でも厳しい基準をクリアしたものです。

また、他の肉類とは異なり食用コオロギにはいわゆる「副産物」という概念がありません。まるごと使うので副産物も出ず、無駄もないわけです。犬たちの食事において、動物の内臓や骨などの栄養も取り入れるべきというホールフード的な考え方にも近いのかもしれません。

■今後更に発展していく分野として注目!

POCHI でジミニーズクリケットクッキーを初めてご紹介したのが2019年1月の年明けのこと。その後、2019年7月には、アメリカで新しい取り組みにチャレンジしたプロジェクトとして賞を受賞するなど、注目度が更に上昇しているようです。

すでにワームをタンパク質源としたドッグフードも療法食で出てきており、今後は食用昆虫を使用したドッグフードがバラエティのひとつになる可能性は十分にあります。
また地球規模で現在進行形で発生している環境問題は、私たちと犬たちの暮らしに静かに影響していくものです。たとえば、冬の、とくに私たち飼い主の夜の散歩に欠かせない「使い捨てカイロ」の100年以上続いた大手の老舗が、2019年日本ではじめて「地球温暖化」が理由で姿を消しました。夏のエアコンの稼働時間もたぶん10年前より長くなっているはず。少しずつでもより良い明日の環境のために何か、、、と思った時、ジミニーズ クリケットクッキーのように食用昆虫を利用したアイテムを選択するという行動は、はじめやすい一歩なのかもしれません。