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2021.03.09
《スタッフ座談会》POCHIのあしあと#2/4
■ スタッフ座談会(POCHI のあしあと)
POCHI のあしあと#1:「POCHIの名前の由来って?」「POCHIスタッフが オタク気質なワケ」
POCHI のあしあと#2:「傾聴することで 生まれた信頼関係」「POCHIといっしょに 成長しよう」
傾聴することで 生まれた信頼関係。
Nさん プレミアムドッグフードのお店として、POCHIは順調なスタートを切れたのですか?
Oさん それが、順調とは程遠いスタートでした(笑)。POCHIは企業の1事業部としてスタートしたカタログ通販のプロジェクトです。軌道に乗るまである程度の猶予はあったものの、それでも最初は厳しかった。
Sさん POCHIの存在を広めていくのが、大変だったのですか?
Oさん そうですね。カタログ通販なので、カタログをお客様の手元にどのように届けるかみたいなところから。犬の雑誌の一コマを使って「カタログ無料!」みたいな広告を出してね。
Hさん 商品は載せずに?
Oさん そう。商品を知ってもらうのではなく、目的はお客様を増やすこと。だからカタログを無料請求してもらうことに力をいれていたんです。
Nさん 1回広告を出すと、どれくらいのレスポンスが?
Oさん 1回の広告で、だいたい100名くらいのお客様が申し込んでくださって、そこから購入までつながったのが1割くらいかな。本当に少しずつお客様を増やしていった感じです
Nさん でも、それって、すごいレスポンス率ですよね。
Oさん 今考えると、レスポンス率としては素晴らしいのだけど、広告費とかの費用対効果を考えると赤字で、当時としてはそんな風に思えていなかったかも(笑)。毎月広告を出し続けることで、お客様を増やして、商売として形になったのが1年10ヶ月くらい経った頃。実は、2年間で結果が出なければ、事業を打ち切ると宣告されていたので、タイムリミットがそこまで迫っていたんです。
OYさん ひぇ!首の皮1枚つながった(笑)
Hさん 軌道に乗ったということは、お客様が定着したということだと思うのですが、当時はどのようにお客様とつながっていたのですか?
Oさん 当時は、今のようなインターネット注文ではなくて、カタログ無料請求も、注文も電話かファックスで受けていたんです。当時はプレミアムドッグフードだけを扱っているカタログ自体が珍しくてね。
Sさん (昔のカタログを手に取りながら)たしかに、ここまで充実させようと思ったらかなりの時間と労力をつぎ込まないと無理ですよね。
Oさん カタログを手に取って実際に電話をかけてきてくれるのは、犬を家族のように可愛がっている人ばかりだったので、カタログ請求だけで30分くらい長話をしてしまうこともよくありました(笑)
Nさん なるほど、おしゃべりのような感じですね(笑)。その中でPOCHIのこだわりみたいなものは、伝えていたんですか?
Oさん どちらかというと、POCHIのこだわりを伝えるっていうよりは、お客様の話に傾聴するというか。その上で、「こんなフードはどうですか?」「この前オススメしたフードはどうでしたか?」とか、そんな会話が多かったですね。
Sさん 確かに、そちらの方がお客様に親身になっていますよね。
Oさん そうやって、一人一人のお客様と関係性を築いていきました。よく電話をかけてきてくれるお客様からの電話は、声を聞いただけでわかるようになっていましたね。
一同 すごい!
Nさん 今はインターネットがメインになって、そういったコミュニケーションもほとんどなくなって寂しい感じもしますね。
Oさん たしかに、昔のようなコミュニケーションはなくなったんだけど、犬が亡くなった時とかに連絡をくださるお客様もいて、懐かしむとともに、お悔やみを申し上げています。最初は電話でお話しするだけの関係でしたが、犬のことについていろいろ相談を受けているうちに飼い主さんと親しくなって、POCHIにとっても他人事ではないんですよね。
Sさん お店とお客様を超えた、素敵な関係性ですよね。
Oさん そうですね。飼い主さんの次に、その犬のことを知っている存在でありたいと思ってやってきたので、その思いがお客様にも伝わっていたんだなぁと思いますね。
POCHIといっしょに 成長しよう。
Nさん 当時取り扱っていた商品はどんなものがあったのですか?
Oさん ナチュラル・ハーベストは、POCHIのスタート時からお付き合いになりますね。POCHIのカタログ第1号では、「おいしく、いいうんち、しかも長生き」なんて、我ながら偉そうなことを言っていて。それを実現するために、
1 人間が食べても問題ないヒューマングレード
2 化学薬品などの危険な添加物が一切含まれていない
3 しっかりとしたパッケージで発売されている
この3つが、POCHIのこだわりです!とうたっていました。
Mさん それを満たしていたのがナチュラル・ハーベストだったんですよね。
Oさん そうですね。ちょうどその頃、様々なプレミアムドッグフードやオーガニックフードなども日本に上陸してきて、POCHIでもコンセプトに合うものは扱っていこうということになりました。ただ、しっかりとしたパッケージというのは「酸化を抑えて出来立てを与える」という意味合いなのですが、そこをクリアできているメーカーがほとんどいなかったんです。
Hさん パッケージ問題・・・
Oさん 印象に残っているのは、当時、ヨーロッパのフードメーカーの社長が来日したときに、お会いしたこと。「そちらのフードを取り扱いたいのですが、パッケージ問題をクリアしてもらえないか」とお願いしたら、すぐにOKをくれたんです。
HNさん すごい!
Oさん 1ショップがメーカーに依頼するって、今ではなかなか考えられないことです。当時ヨーロッパでは食品に対する酸化は気にしないという考え方が主流だったのにも関わらず、OKをくれてとにかくうれしかった。
Nさん POCHIって、その頃はまだまだ小さなショップですよね。よくOKしてくれましたね。
Oさん 本当にそうですね。しかも、POCHI目線での条件を他にも出しているわけですから、当時既に有名になっていたメーカーは相手にしてくれなかったんです。
Nさん その他のメーカーはどのように見つけたんですか?
Oさん それが、ありがたいことに、メーカー側から売り込んできてくれたことも多かったですね
一同 へぇ〜。
Oさん 当時、カタログを出しているだけでも珍しいのに、その上、成分やこだわりまでしっかり載せて、しかも半年おきに発行していたので、いろいろなメーカーの方が注目してくれていたんです。
Mさん 今でこそ有名になったメーカーも、その頃はまだまだ小さくて、POCHIと一緒に成長していこう!みたいな機運もあったように思いますね。
(つづきます)
■ (続きを読む)
POCHI のあしあと#1:「POCHIの名前の由来って?」「POCHIスタッフが オタク気質なワケ」
POCHI のあしあと#2:「傾聴することで 生まれた信頼関係」「POCHIといっしょに 成長しよう」
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Oさん
POCHIというネーミングの名付け親で、POCHIの生き字引のような存在。
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Mさん
古株としてOさんと苦楽をともにする。犬と暮らす飼い主目線でPOCHIサイトを構築。
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Hさん
大学院で犬の殺処分を研究。犬の幸せをフードから考えるPOCHIに共感
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Sさん
大学で小動物の栄養研究を行い、POCHIのフードやオヤツ開発に携わる。ペット栄養管理士。
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Nさん
現POCHIサイトの店長でペット栄養管理士。POCHIのパッケージデザインも手掛ける。
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HNさん
メディカル面から犬の健康をサポートする。獣医時代からPOCHIの存在には注目していた。
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OYさん
POCHIが発信する飼い主目線の情報の親切さに感銘を受け、そのまま入社。主に記事を担当するペット栄養管理士。