• コラム
  • 知るという、栄養

2019.08.21

犬の食事の味付けはどうする?愛犬への手作りごはんを作る際のポイント

犬の食事の味付けはどうする?愛犬への手作りごはんを作る際のポイント

「犬に手作りごはんを作って食べさせてあげたい!」そう思いつつも、ちゃんと美味しく食べてくれるのか、何を与えて良いのかが分からない…、栄養バランスが心配…といった理由から、いつもドッグフードにしてしまっている方は多いかもしれません。旬の野菜や肉を与えてあげることで犬たちの体調の変化によってプラスしたい栄養成分が摂取できるほかにも、犬たちの好物を取り入れられたり、アレルギーがある食品を避けられるメリットがあります。今回は、初めて手作りごはんを作るときのポイントについてご紹介します。

味付け必要なしの犬の手作りごはん

先に言ってしまうと、人の料理のように、おいしさのための味付けは必要ありません。犬の手作りごはんのレシピは、書店に並んでいる本はもちろん、最近ではインターネットにも数多く掲載されています。まずは、手に入りやすい食材を使ったレシピや、犬の好みに合ったレシピを探して参考にしてみましょう。レシピに凝るのも悪くありませんが、あまり凝りすぎず作る手間を増やさないことも続けていく上では大切なポイントになります。

私たち人間の食事を作る際、ごはんを作る上で一番気にかけることは味付けだと思います。しかし、犬のごはんは基本的に人の食事のような味付けを必要としていません。味を感じる細胞である「味蕾」は人間の1/5と言われています。また、塩味には特に鈍感なようです。ここは人間と犬の食事で大きく違う点になります。「味付けがないとおいしくないのでは?」「物足りないのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、犬は嗅覚が優れているので、香りだけでも食材の美味しさを感じることができるほか、食感や喉越しなどを感じる傾向があるため、食材に好き嫌いは出るかもしれませんが味付けは必要ないのです。

「切る、煮る、茹でる」だけの犬の手作りごはん

いろんなレシピを見ていると、「犬の健康を考えてきちんと栄養学を学んで完璧な手作りごはんを作ってあげよう!」と思うこともあるかもしれません。しかし、そうすると難易度がぐんと上がってしまいます。まずは簡単なレシピから、普段与えているドッグフードに手作りごはんをトッピングしたり、不足しがちな栄養素を多く含む食材を使ったもので補うのがおすすめです。

犬は食材そのものの味や香りを立たせることで食いつきが良くなります。凝った味付けが必要ないと、「小さく切る、煮る、茹でる」だけで済むため、犬への手作りごはんは意外にも簡単にチャレンジできるのです。

しかし、手作りごはんを作る際には1つ注意が必要です。有名なものではネギ類、チョコレート、トウガラシなどの刺激物などは犬の体に悪影響を及ぼすため使用してはいけません。他にも食べると害のある食材があるため、食材を選ぶ際には犬が食べてはいけない食べ物を把握し、与えないよう気をつけましょう。もし不注意や拾い食いで犬が食べてしまった場合は、早めに獣医さんに相談することをおすすめします。

犬の手作りごはんもバランスよく

まずはタンパク質の取れる肉や魚をメインとしたレシピがオススメです。脂肪分が多すぎるとお腹を壊してしまうこともあるので、過剰に脂身の多い部位を与える場合は注意が必要です。アレルギーがないのであれば牛、豚、鳥など、どの種類の肉でも大丈夫ですが、生食用ではない肉は煮たり焼いたりといった加熱をしっかりと行うほうが無難です。他には、ドッグフードのタンパク質源としても身近になってきたタラやカレイ、サケなどの白身魚、タウリンやDHA、EPAを含むイワシ、アジなどの青魚も動物性タンパク質としてヘルシーな食材です。

また、塩分の少ないカッテージチーズやモッツァレラチーズ、卵や豆腐なども加えるとより嗜好性が増します。

肉や魚などをメインとして、内臓や野菜、カルシウム源を補うサプリメントなどを加えるとバランスの良いごはんになります。

おわりに

食事を変えたときは特に便に注意しながら、しっかりと犬の体調の変化やウンチの状態、体重の推移などを観察するのを忘れないようにしましょう。

手作りごはんの一番の利点は、自分が選んだ食材を与えられることです。手間をかけて栄養のある自分流の犬ごはんを与えて、犬たちがおいしい!と食べてくれると、飼い主自身もどんどん楽しくなってくるはずです。

犬がいつまでも健康で長生きするためにも、毎日のごはんはとても大切なものです。今日から犬に手作りごはんを、まずは簡単に始められることからやってみてはいかがでしょうか。

DOG's TALK

ポチのスタッフも質問される機会が多い"犬の手作り食"ですが、まずは飼い主さまも犬たちも楽しめることが大切だと思います。犬たちのために、とついつい頑張りすぎてしまったりもしてしまうのが飼い主心理というものですが、犬たちはそんな私たちのことを良く見ています。
無理のない範囲で、楽しみながら取り組める「手作り」であれば、犬たちも喜んで美味しく食べてくれるはずですし、長く続けられて犬たちとの絆をもっと深くしてくれるものになると思います。私たちも「今日は何を作ろうかな」とワクワクして、犬たちも「今日は何が食べられるのかな?」とワクワクできる、そんな手作りだと素敵ですね。